大企業で働いている人はこんな悩みを抱えている人が多くいます。
- 大企業で働いているとスキルがつかない!
- 仕事が細分化されすぎている
- 毎日がルーティン化してしまう
なんてことをよく耳にしますが、実際のところはどうなんでしょうか。
僕は中小企業から大企業に転職しましたが、大企業にはスキルを開拓できるチャンスはいくらでも転がっていると感じました。
確かに中小企業では社員が少ないので様々な仕事をこなせるようになりましたが、大企業には大企業なりのスキル開拓のやり方があると感じたので説明していきます。
結論から話すと、『スキルを得るには環境は関係ない』ということを説明していきます。
- 【結論】自分次第でスキルはいくらでも開拓できる!
- 大企業が力を入れている人材教育
- 大企業がスキルがつかないと言われる理由
目次
大企業ではスキルが身につかないのか?
結論から話すと、大企業でもあなたが成長するタイミングはいくらでもあります。
確かに、『大企業=会社の歯車』というイメージがありますが、誰でもできる雑務しかやってこなければ専門性のあるスキルなんて付くはずがありません。
しかし、働く環境によって成長できるかどうかは決まってくるのは事実です。
『じゃあ、個人の努力ではなんともならないがね!』
というのが根本的な悩みではないでしょうか。
大企業で働くとスキルが身につかないと言われる理由
なんで、大企業で働くとスキルが身につかないのか教えて欲しい。
- 仕事が細分化されすぎている
- 毎日がルーティン化している
- 難しい仕事は下請け業者に丸投げ
大企業というのは働いている従業員が多いので、このような悩みが出てしまうのではないでしょうか。
それでは詳しく説明していきます!
スキルがつかない理由:仕事が細分化されすぎている
中小企業では大企業より社員が少ないので、様々な仕事をこなせるゼネラリストが多く在籍しています。
このことから『中小企業はスキルがつく』というようなイメージがあるとおもいます。
一方、大企業はというと仕事が細分化されており、
一つの仕事に特化したスペシャリストが多いがね。
ということになります。
大企業が業務を細分化する理由については、
業務を正確にこなす最も効率の良い方法とされているので、利益最優先の大企業では受け入れるしかないのは確かです。
スキルがつかない理由:毎日がルーティン化している
このように、仕事が細分化されていると担当する業務の幅が狭くなってしまうので、毎日の作業がルーティン化してしまうんです。
大企業に入社すると
- スキルがつかない
- 仕事がつまらない
- 会社の歯車になった気分だ
という気分になってしまいますよね。
主にこの3つの項目が大企業に入社してスキルがつかないと思うキッカケになると思います。
毎日同じ仕事ばかりだと飽きてしまうがね!
スキルがつかない理由:難しい仕事は下請け業者に丸投げ
やはり、上記2つの根本的な原因としては、
『難しい仕事は下請け業者に丸投げしている』
ということが原因になってきます。
どうしても、社内でやる仕事というのは利益優先で仕事を進めていくので、利益が出にくい仕事は、下請け業者にやってもらう方が効率がいいんですよね。
したがって大企業にいてもスキルがつかない原因としては、
という構図が出来上がってしまうわけです。
しかし、ここで心を折れてはいけません!
次に大企業が力を入れている人材育成のポイントを解説していきます!
大企業が力を入れている人材育成
大企業というのは次のような人材教育に力を入れています。
中小企業では自分の力で開拓していかなければスキルがつきにくいのに対して、
大企業では会社が独自に行なっている人材育成もあるので、これらを活用してスキル開拓を始めるきっかけにしてみてもいいかもしれません。
- 資格取得のサポート
- 社内講習が充実している
- 業種に特化したプロフェッショナルがいる
人材育成:資格取得のサポート
資格取得のサポートは中小企業で働いていた時よりも充実してたと思います。
大企業では、資格試験の情報やノウハウが蓄積されているので、
- 過去問題も豊富に残されている
- 過去に取得した人からアドバイスをもらうこともできる
このことから、必然的に合格率が高くなる傾向にあります。
中小企業で働いていたときは、資格を取得していた社員がほとんどいなかったので、
『資格を取りたくても情報が少ないから取得できない』
ってことになるんです。
会社のお金で資格を取得できるなんて、正社員の特権だと思います。
人材育成:社内講習が充実している
大企業に入社して驚いたことですが、社内講習がとても多い!
年に数回は自分の業務に関係ある講習を受講できるので、新しいスキルをドンドン吸収することができます。
しかし、関係の薄い講習だとスグに忘れてしまうので、講習が充実しているからといって、本人のスキルアップにつながるかというのは別の話。
人材育成:業種に特化したプロフェッショナルがいる
大企業というのはネームバリューがあるので優秀な人材が多く集まってきます。
そのため、業界に特化したプロフェッショナルが多く集結しているので一つのスキルを習得するには最高の環境と言えます。
スキルをつけるための具体的な3つの行動
ではどうやってこの悩みを解決して行くかというと、次に説明する『3つの行動』が有効になってきます。
- 素直になる
- 師匠を作る
- 失敗を恐れずに挑戦し続ける
まずは『素直になる』ということです。
人から何かを教えてもらうのに、反論前提で教えてもらっていては話になりません。
素直に人の話を聞き入れ、実行に移すことで『インプットとアウトプット』が成立していくのです。
会社というのは一人で働いているわけではないので、その業界に詳しい人は必ずいます。
いつでもわからないことを聞ける上司や先輩を作っておくことで、上司の持っているスキルや引き出しを自分のものにすることができます。
まずは、教えてもらったことを素直に実行して、常に挑戦することがスキルを得るための前提条件となってきます。
大企業でスキルアップできるチャンス
それでは、上記の3つのコツを活用しながら大企業でスキルアップするためのタイミングを説明していきます。
これらのことを意識するだけでも、スキルアップできるチャンスはたくさん転がっているものです。
というか、大企業でしか会得できないスキルもあるので、その辺りに絞って説明していきます。
- 規模の大きい仕事に関わる
- 幅の広い知識
- 仕事内容を伝える説明力
- 社員が多いので師匠を見つけやすい
- 最新の技術に触れる機会がある
スキルアップ:規模の大きい仕事に関わる
やはり規模の大きい仕事に関わることができるのは、大企業で働く特権といってもいいのではないでしょうか。
規模の大きい仕事に関わることで、あなたの仕事に対するモチベーションや成長度が大きく促されることで、大きく成長することができます。
単純に社会貢献度が大きくなることで、仕事の達成感が強くなってきます。
その結果、仕事を吸収しようとするやる気に繋がってくるので自然と成長できるという構図が出来上がるわけです。
しかし、勘違いしてはいけないのが、規模の大きい仕事をすることで、
『自分はできる人間だ!』
と思ってしまい自意識過剰に陥ってしまうと成長は止まってしまうので、チャレンジ精神を持ち続けることが大切になってきます。
スキルアップ:幅の広い知識
大企業というのは、とにかく幅の広い業務を扱っています。
働いている人たちにとっては、広く浅く仕事をしているように錯覚してしまいますが、実際に中小企業の仕事内容も手広く仕事を扱えるわけではありません。
その点に関しては大企業の方が幅広い知識を養うことができます。
スキルアップ:仕事内容を伝える説明力
仕事内容を伝えることで大切になってくるのが
『結果から話す』を意識することです。
仕事中というのは常に時間との戦いですよね。
その中で結果から話さないと、何を話しているのか相手に伝わりにくくなってしまいます。
自分なりに結果から解決策まで考えた上で上司に報告することで上司の評価も上がりますし、あなたの伝達力も自然と鍛えられてくるでしょう。
仕事内容を伝える際のテンプレートを記載しておくので参考にしてくださいね!
結果
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理由(原因)
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解決策
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結論
スキルアップ:社員が多いので師匠を見つけやすい
社員が多いのであなたと相性のいい師匠を見つけやすいということも一つのチャンスではないでしょうか。
僕が中小企業で働いていた時は師匠を探すことにものすごく苦労をしました。
なぜなら、社員の人数が少ないゆえに自分と相性のいい人と巡り会うことができなかったからなんですよね。
でも、大企業で働いているとあなたの師匠候補は選びたい放題なので、相性のいい支障と出会う確率が多くなってきます。
師匠というのはその人の話を素直に聞くことができるかが最大のポイントになってくるので、心から信頼できる相手じゃないと務まらないんですよね。
スキルを得たいなら、まずは師匠探しから初めてみてください。
スキルアップ:最新の技術に触れる機会がある
大企業というのは、とにかくお金があります。
社員が求めるものがあればお金にものを言わせて、なんでも手に入る環境が整っているので、最新の技術だろうが簡単に触れることができます。
というのも、大企業のなかでもライバル企業があるので、その企業にリードを取らせないためには道具に投資することが一番手っ取り早いんです。
そして、その道具を使いこなせる人がいない場合は人を採用すれば簡単に最新の技術を扱える環境が整ってしまいます。
そのタイミングこそが大きなチャンスというわけです!
あなたが名乗り出ることで新しいスキルを習得することもできますし、職場の評価を上げることができます。
この辺に関しては中途半端な中小企業とは格の違いを感じざるおえません。
それでも転職したいと思ったら
大企業の安定よりもスキルの獲得を優先したいと思うなら、転職したいと思った時に動くことが大切です。
あなたは、すでに『大企業で働いていた』という肩書きやアドバンテージを持っています。
ベンチャー企業や中小企業というのは、大企業の仕組みやスキルを取り込みみたいと思っているので、内定率はグッと高まってきます。
しかし、肩書きだけに頼りすぎてはいけません。
スキルを得たいから転職するのではなく、
どんなスキルを得て将来的にどんなビジョンを持っているかが大切になってくるので、『なにを目的に転職をするのか』を再度洗い出してみてはいかがでしょうか。
まとめ:思考停止で働いてたら何も得られない
最後にまとめると、大企業だからといってスキルを得られないというのは大きな勘違いであるということです。
中小企業で働いていたときもそうでしたが、50代になってもノースキルな社員というのは、これまでの人生で何もチャレンジしてこなかった人生だったと思うんですよね。
そんな人ほどリストラされたときに会社に恨みを持って辞めていく人生になってしまいます。
そんな人生にならないようにするには、今をどのようにして成長していくかが大切になってくるのではないでしょうか。
これからの時代は自分でチャレンジして成長できる人間しか生き残れないと思っています。
あなたは今の人生で何をチャレンジしていますか?
環境を言い訳にしていると何のスキルも得ることはできないのです。